男たちの大和/ 歴史の流れと命の意味を考える
今日12月8日は何の日か知っていらっしゃいますか??
そう、
「真珠湾攻撃の日」=いまわしい「第2次世界大戦勃発の日」です。
な~んて、
ご主人様がかつて高校の日本史教師であり、現在も某予備校で日本史講師をしているから…っていうわけではないのですが、
私にとって、6月23日(沖縄終戦の日)から8月15日の終戦記念日のころ。
そしてこの12月の時期は、日本人のルーツやら、かつての太平洋戦争の事を考える時期でもあります。母がよく話すんですよね。。。
(あと半年戦争が長引いていたら、父も霞ヶ浦から飛びだってました。
そう、私はこの世にいないわけですから)
ここ数日、ツタヤで借りてきた「男たちの大和」を見ていました。
絶対に沈まないという自負をもって、日本人の最高の英知と国力をかけて作ったといわれる戦艦大和が、沖縄に向けて、片道の燃料を積んだだけで「特攻作戦」に向かったのは昭和20年3月。
そしてアメリカ軍の飛行部隊の攻撃を受けて、沈没するのは4月7日!
映画の中で、「自分たちが大和とともに散る意味はなんだ??」と
仲間内で激論する場面がありました。
「一国家の存亡のために、天皇陛下のために、大局のために死ぬのだから、1個人の死の意味など意味を持たない」という仲間のことばに、激しい争いが始まります。
そこに現れた長島一茂さん分する白淵大尉のことばがあります。
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いずれは死ぬ者同士が殴り合ってどうする。
日本は”進歩”ということを軽んじてきた。
進歩よりも精神主義を重んじてきた。
しかし進歩のない者は決して勝たない。
歴史がそれを証明している。
幕末、薩英戦争で負けた薩摩、馬関戦争で破れた長州はその後、攘夷鎖国を捨てて、ヨーロッパから新式の武器を輸入し幕府を倒した。
敗れて目覚める、それ以外に日本が救われる道はない。
今、目覚めずして、いつ救われる。
俺たちは日本が新しく生まれ変わるために、その先駆けとして散る。まさに本望じゃないか??」
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映画のための演出ではなく実際にこのような事実があったと言われていますね。
見ていて、「は!」としました。
悲惨な世界大戦を経て続いてきた70年間の平和な時代。
戦争という悲惨な出来事の意味と、私たちが生きる意味は必ずつながっているはずです。
そして、私たちはまた、先人の思い=不戦の誓いをつなげていく義務があるのです☆